岐阜県高山市丹生川町にある知る人ぞ知る名湯「荒城温泉 恵比須之湯(あらき えびすのゆ)」をご紹介します。
温泉好きの間ではたまらない、強烈な個性を持った素晴らしい温泉を体験してきましたので、その魅力をお伝えします!
実は私、ここに来るのは4年ぶり、今回で2回目となります。久しぶりの再訪にワクワクしながら、再びあの素晴らしいお湯を楽しんできました!
秘境感あふれる道のりと、意外な(?)大盛況の駐車場
荒城温泉 恵比須之湯へ車で向かう途中、すれ違う車もなければ、民家はありますが、歩いている人の姿も全く見かけません。
「本当にこの道で合っているのかな?」と不安になるような道を走っていきます。
しかし、いざ荒城温泉 恵比須之湯の駐車場に到着してびっくり。
平日の午後15時過ぎだったにもかかわらず、車が10台弱も停まっているのです。
こんな人里離れた静かな場所にあるのに、わざわざこの温泉に入りたいという熱烈なファンがこんなにもたくさん訪れている——それだけ、ここには唯一無二の魅力がある証拠ですね!

日本温冷浴協会とは
建物に近づくと、入り口には「日本温冷浴協会」の提灯がかけられています。
日本温冷浴協会の公式サイトを見ると、日本全国の浴場で同協会に所属しているのはわずか9軒ほどなのだそうです。
そもそも「温冷浴」とは昭和初期から続く入浴法で、体によいものを「入れるもの」という考え方がベースにあります。
温冷浴の後の体の感覚は「仕上がる」と表現するそうですよ!
おすすめの温冷浴の入り口・方法
○熱いお湯と冷たい水を交互に入浴する。
○この繰り返しを合計5〜10セット繰り返すのがおすすめ。
○最後は「水で締める」のが、湯冷めしにくく体の温かさが長く保たれる秘訣とのことです!
荒城温泉 恵比須之湯の特徴
1. 迫力満点!茶褐色の「濁り湯」とゴツゴツの析出物
浴場にはいってすぐ迎えてくれるのが、見事なまでに茶褐色に濁った温泉が迎えてくれます。内湯の温度は42℃ぐらい。
内湯の浴槽や床は、石灰岩の成分が幾層にもうろこのように重なり、ごつごつとしたワイルドな質感になっています。
床を歩くときも少し足が痛いくらい、濃厚な温泉成分の歴史を感じさせられます!
お湯には錆びたような鉄の匂い(鉄くさい匂い)がしますが、ここでふと疑問が浮かびます。「これだけ鉄くさいのに、実は鉄の成分は含まれていないの…?」と気になるところですよね。
実際の泉質データを見てみると、源泉は上流800mの地下1,100mから湧出しており、加熱・無加熱を合わせた源泉かけ流しとなっています。
泉質名は「二酸化炭素・ナトリウム・カルシウム・炭素水素塩温泉」です。主成分はナトリウムやカルシウム、そして国内でも数少ない1158ppmの遊離炭酸が特徴の温泉です。
泉質名に「鉄」とは入っていませんが、多量に含まれる炭酸やカルシウムが地下の成分などと結びつき、空気に触れて酸化することで、あの強烈な鉄くさい匂いと茶褐色の濁り、そして浴槽周りにびっしりと固まるワイルドな析出物を生み出しているのです!

☆AIで作成したイメージ画像です☆
2. 外湯の40℃のお湯と源泉冷泉で行う「温冷交代浴」の醍醐味
外湯といっても壁と屋根があるので露天とは違います。
そして、この温泉の最大のハイライトが温冷交代浴です。
温かい湯(約40度): 鉄錆色の濃厚な濁り湯。
源泉浴槽(約26度・冷泉): 通路を挟んですぐ隣にある、少し小さめの長方形の浴槽。
こちらは透明度が低めのひんやりとした源泉で、浴槽周りも鉄さび色の堆積物に囲まれています。
40度前後のあたたかいお湯と、約26度のひんやりとした源泉を交互に行き来することで、身体がシャキッと引き締まり、無限に繰り返したくなるほどの心地よさです。 7月の外気温が30℃ぐらいの暑い日でしたが、外気温とのバランスも絶妙で、最高のトトノイ体験が味わえます。

☆AIで作成したイメージ画像です☆
3. 肌触りと湯上がり感
お湯そのものの質感は、ツルツル系というよりもさらっとした肌当たりです。しかし、湯上がりは身体の芯からポカポカと温まり、お肌もしっとりとした良い感じの仕上がりになります。
施設の雰囲気とアメニティ
施設全体はとてもシンプルで、必要なものがすっきりとまとまった潔い造りになっています。
○脱衣所: 鍵付きロッカーが5個ほどと、棚に置かれたカゴが用意されています。(トイレは脱衣所内にあります)
○パウダールーム: 専用の空間はなく、パナソニック製のドライヤーが2台と鏡が2個置かれている非常にシンプルな構成です。
○アメニティ: 浴室にはシャンプーインリンスとボディソープが備え付けられていますが、その他のアメニティはないため、必要な方は持参するのがおすすめです。
湯上がりのお楽しみ:畳敷きの休憩所で「しそジュース」をいっぷく
お風呂から上がったあとは、おばあちゃんの家にきたような懐かしい雰囲気がただよう畳敷きの休憩所で、ほっと一休みできます。
牛乳などの飲み物も販売されています。建物の外には飲み物の自動販売機もあります。
せっかく丹生川(にゅうかわ)に来たのだからと、丹生川のしそで作られた「マルオリのしそジュース」をいただきました。
しその香りが豊かで、甘くてとても飲みやすいお味でした。湯上がりの体に染み渡る最高の美味しさです!

まとめ
荒城温泉 恵比須之湯は、大自然の中で濃厚な温泉成分を肌で感じられる、温泉ファン必見の名湯です。
4年ぶりに訪れても、その強烈な個性と心地よさは変わりませんでした。
外湯での温冷交代浴でスッキリしたい方、珍しい高濃度の炭酸泉とワイルドな温泉成分の固まりを体感したい方は、ぜひ足を運んでみてくださいね!!
私も高山の方に旅行に行くことがあれば、また立ち寄りたいです。
荒城温泉 恵比須之湯・・岐阜県高山市丹生川町折敷地井之口415-1

















